○自己資金について
自己資金をマンション購入時にどのくらいまで使っていいのかというと、マンションを入居したあと、病気などで予定外の出費があることも考えられるので、最低でも生活費の3ヶ月分は残しておきましょう。
また、契約時の手付金から残高決済まで長くて1年以上かかる場合もあるので、その間に自己資金を増やしておきましょう。
○団体信用生命保険
お金を借りた人が死亡したり、高度障害の状況になった場合に、ローンを一括返済できる保険。
購入時に諸費用に大きく関わってきますが、この保険には、かならず入っておきましょう。
これによって、今まで自分の生命保険にかけておいた金額を減らすことができるメリットができます。
○親にお金を出してもらう場合
親から住宅資金の援助を受けても、贈与税がかからない方法の一つに、「相続時精算課税制度」の特例があります。
3,500万円までの贈与について有効ですが、親が亡くなったときに生前贈与分を相続税に課税されるしくみになっています。
○別のローンがある時は
例えば、フラット35の場合、年収に占める借り入れの年間合計返済額の割合で決まってきますので、別のローンがある場合は、年間合計返済額に加算されますので、借りられるお金が減る場合があります。
フラット35の収入基準
年収 400万円以下 基準 30%以下
年収 400万円以上 基準 35%以下
「
年収でわかるマンション購入額」の記事で毎月いくら返せるかの目安を確認していますので、下記の表でいくら借りられるかを確認しましょう。
返済のポイントとして、ボーナスは景気によって支払額が変わるため、極力住宅ローンの返済額に含まずに、固定資産税や都市計画税の返済に充てることです。
1.住宅ローンの借りられる額
ボーナス時 返済額 | 毎月返済額(万円) | 8 | 10 | 12 | 14 | 16 | 18 |
金利(%) | | | | | | |
0 | 2 | 2410 | 3010 | 3620 | 4220 | 4830 | 5430 |
| 3 | 2070 | 2590 | 3110 | 3630 | 4150 | 4670 |
10 | 2 | 2910 | 3520 | 4120 | 4720 | 5330 | 5930 |
| 3 | 2510 | 3020 | 3540 | 4060 | 4580 | 5100 |
20 | 2 | 3410 | 4020 | 4630 | 5230 | 5830 | 6440 |
| 3 | 2940 | 3460 | 3980 | 4500 | 5020 | 5540 |
※単位は万円、返済期間35年、元利均等返済の場合
住宅ローン返済のポイント
定年までに返し終えるのが原則ですが、短く住宅ローンを組むと毎月返済額が重くなります。フラット35以外は延長も困難なため、長めに住宅ローンを組んでおいて、繰り上げ返済をするのも手です。
銀行は2〜3年以上の継続年数を条件とする場合が多く、転職した直後だと住宅ローンが借りられない場合があります。収入の安定度を示す資料があればOKな場合もあります。
マンションを購入できる金額
最後に購入可能な金額を出してみましょう。
<4.頭金>=<2.住宅購入に使える金額>−<3.諸費用>
2.住宅購入に使える金額
引っ越しや新たに購入する家具や家電の費用も入ります。
3.諸費用
マンション購入の3%〜5%が目安。3000万円なら150万円、4000万円なら200万円、5000万円なら250万円。
<マンション購入可能金額>=<1.住宅ローンの借りられる額>+<4.頭金>
※買える額を上げるためには
返済期間35年、金利3%、元利均等返済の場合、借りられる額が月々1万円増えると約260万円増やすことができます。
ボーナスから返済すれば、月々の返済を軽減できます。ただしボーナスは景気により減る可能性もあるので、可能な限り返済の対象としないほうが無難です。月々の管理費等の支払いに加えて、毎年固定資産税や都市計画税がかかるため、ボーナスをこちらに回すことを提案します。
無理のない住宅ローン返済額は、年収の25%程度までです。この金額を大幅に超えるようでしたら、家計の見直しをする必要があります。
共働きでも夫だけの収入を基準にすると、ライフスタイルの変化で妻の収入がなくなったときでも安心です。
自分の年収と自己資金から買える額の目安を見つけるためには下記の表が便利です。
| 自己資金(万円) | 年収(万円) | 400 | 600 | 800 | 1000 | 1200 | 1500 |
| 200 | (金利)2% | 2630 | 3850 | 5080 | 6290 | | |
| | (金利)3% | 2290 | 3340 | 4400 | 5450 | 6500 | |
| 400 | 2 | 2830 | 4050 | 5270 | 6490 | 7710 | 9540 |
| | 3 | 2490 | 3530 | 4590 | 5640 | 6690 | 8270 |
| 600 | 2 | 3020 | 4240 | 5470 | 6680 | 7900 | 9740 |
| | 3 | 2680 | 3920 | 4790 | 5830 | 6880 | 8470 |
※単位は万円、年収負担率25%、返済期間35年、諸費用3%
次に家計に合った買える額を調べてみよう。
毎月いくら返せるかの計算
<1.現在の家賃>+<2.住宅購入のための積み立て>−<3.新居で毎月必須になる費用>
=<毎月ローンで返済できる額>
1.現在の家賃
管理費や駐車場代などの住居関係で毎月支払っている金額の合計を記入しましょう。
2.住宅購入のための積み立て
毎月積み立てている貯蓄のうち、住宅購入にあてるための分の月額。購入後は住宅ローンの返済にまわせます。
3.新居で毎月必須になる費用
管理費や修繕積立金、駐車場代など。管理費と修繕積立金は合計2万円程度が目安と考えておこう。
賃貸マンションで毎月10万円以上支払いがある人ならば、同条件で購入できる新築マンションを探すのが無難でしょう。
賃貸マンションの場合は生涯住宅費の支払いが生じるわけですから、長期で住宅ローンを払うのと同じという考えを持つことが大切です。
また生活環境の変化により、思い切って新築マンションを購入するのも手です。子供がいない家庭の場合、駅から近いなどの利便性を重視する場合がありますが、子供ができたことで住環境や部屋の広さ、日当たりなどを重視するようになる可能性があります。
その際には、購入期限を事前に決めてしまって、目標を立ててしまいましょう。
一例を挙げてみると、「子供が小学校に入る時期までの5年間でこれだけの頭金、このような資金計画で住宅ローンを組む」などです。